融資を受ける際に有利となる

会社を設立したら法人口座を登録すべき理由

会社の設立登記が完了したら、法人口座を登録することをお勧めします。メリットとしては、法人口座を持つことで取引先や銀行からの社会的信用が高まる、代表者個人の取引と法人の取引を分けて管理することができる、公私混同がなくなり財務の把握がスムーズになる、などがあげられます。 最近は法人口座が「振り込め詐欺」などの反社会的なやり取りに使われるケースが多いため、法人口座の登録手続は、個人で口座を登録するよりも大変ハードルが高くなっています。法人口座を登録する際、金融機関から会社の実態を確認するための資料の提示を求められたり、窓口で事業の説明を求められたりするなど厳しい審査が行われます。申し込みから開設まで1ヶ月以上かかることもあります。

法人口座を登録すれば融資が有利に

会社を設立すればいろいろと資金が必要になるため、金融機関に融資を申し込むことも考えられます。

個人口座のままでも会社経営ができないわけではありませんが、金融機関は会社との取引として見てくれません。融資の振込先が個人口座では、融資が認められない場合があります。法人口座を登録しているということは、上記の通り金融機関の厳しい審査をクリアしているため、対法人取引として信頼度が増し、融資が通りやすくなるでしょう。

どこの金融機関で法人口座を登録するかは慎重に検討する必要があります。近くの金融機関をいくつか回り、融通が利きそうか、親身になって融資の相談を受けてくれるかなど、実際に担当者と話をしてみることが大切です。