取引先からの信頼性を高められる

資金の流れを把握しやすい

会社を設立した時に頭を悩ませるのが法人口座の登録です。法人口座とは文字通り会社名義の口座のことで、主に金融機関からの融資や会社の運営に関わるお金を預ける形になります。
法人口座を登録するメリットの一つが財務管理のしやすさです。個人名義の口座で会社の財務を管理してしまうと、プライベートのお金と混同してしまうこともありますが、口座を個人と法人で分けておけばこうしたトラブルの心配がありません。
また、通帳を使ってお金の流れを一目で確認することができるため、残高からの資金繰りの計算がしやすくなります。そのほか、資金の流れから無駄な出費を見つけることができるので、経費を削減して会社を運営できるのがポイントです。

仕事の取引をスムーズに進められる

財務管理以外の法人口座の登録のメリットとして挙げられるのが業務の影響です。企業の中には、法人口座を所有していない会社と取引しない所も多くあります。個人口座であっても信頼できる会社がたくさんありますが、社会的信用という観点で考えた時に信頼され難いのが実情です。特に大手と呼ばれる企業はコンプライアンスなど会社の規定で法人口座を所有している会社だけと決められているケースも多いと言われています。いつ大口の取引が来てもいいように、法人口座を開設しておくことが大切です。

口座の有無は金融機関からの融資にも影響を及ぼします。銀行などから融資を受ける場合に、法人口座を持っているか否かで最終的な融資の金額が変わることもあるので注意が必要です。